メキシコシティ歴史地区とは、ソカロを中心とした地区で、セントロとも呼ばれます。アステカ帝国の首都であるテノチティトランを16世紀に征服したスペイン人が、その廃墟に現在のメキシコシティを建設しました。そのため、古代アステカ文明の遺跡と植民地時代の建築を同時に楽しめる場所となっています!
ソカロへ向かう途中も、美しい街並みやベジャス・アルテス宮殿、メキシコシティ郵便局に立ち寄ることができます。メキシコシティに初めて訪れる方には絶対に足を運んでいただきたい場所。旅の参考に是非ご覧ください!
歴史を感じる建物も多く、タイムスリップしたような感覚を覚えるソカロの街並み。
それもそのはず、ソカロには約9000の建築物がありますが、そのうち1550が歴史的重要性のある建物に指定されています。これらの建物の大部分は、なんと16世紀から20世紀にかけて建設されたのです。
大聖堂の隣には、テンプロ・マヨール博物館があり、アステカ帝国時代のピラミッド跡が見学できます。
アステカ文明といえば、生贄の文化でよく知られていますが、実際この土地からは何百もの頭蓋骨が発見されており、おそろしい儀式が行われていたことを示しています。頭蓋骨の中には、戦争で捕らえられた捕虜や敵対者のものも混ざっていたそうです。
写真はアステカ時代の神殿の遺跡。アステカ人は、支配者が変わるたびに上から新しい層を積み重ねる形で神殿を何度も再建してきたといいます。遺跡の上に遺跡が築かれている様子は、まさに歴史の積み重ねを目の当たりにしているようで圧倒されます!
メトロポリタン大聖堂は、16世紀アステカ帝国を滅亡に追い込んだスペインのエルナン・コルテスの命によって建てられた巨大建造物です。
スペイン植民地時代に、なんと250年かけて完成したため、ルネサンスやバロック、ネオクラシックといった多様な建築様式が融合しています。細やかな装飾も素晴らしく、荘厳な雰囲気の中で長い歴史を感じることができます。
大聖堂の中には多くの礼拝堂と祭壇、絵画・彫刻、聖歌隊席などがありますが、その中でも毒薬のキリストは有名。言い伝えでは、毒に侵された信者から毒を吸い取ったため肌が浅黒くなったといわれています。
いかがでしたでしょうか?
メキシコシティ歴史地区は、1987年に世界文化遺産に登録されました。周辺にはお洒落なテラス席のあるレストランはもちろん、小さな食堂やメキシコ版の大衆居酒屋とも言えるCantina(カンティーナ)もたくさんあります!散策に疲れたら休憩する場所も多くありますので、時間に余裕をもってじっくり見て回ることをおすすめします。
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