メキシコを代表するエンターテイメント「ルチャ・リブレ」。華麗な空中技、カラフルなマスク、独特なルールとストーリー性が組み合わさり、世界中のプロレスファンを魅了しています。メキシコに訪れたら、ぜひ本場のルチャ・リブレを体験してみませんか?
今回は、ルチャ・リブレの歴史やその魅力、そして日本との関係についてご紹介します。知っているようでよくわからない、メキシコ文化として外せないルチャ・リブレ。記事を読んで興味を持っていただけたら嬉しいです!
ルチャ・リブレは、20世紀初頭にメキシコに伝わったプロレスを基に発展しました。1933年に「エミリオ・アスカレガ」がプロモーターとしてルチャ・リブレを確立し、メキシコ独自のスタイルとして徐々に浸透。特に1940年代から1950年代にかけて、「エル・サント」や「ブルー・デモン」といった伝説的なルチャドール(レスラー)が登場し、大衆文化の一部として確固たる地位を獲得しました。
そんなルチャ・リブレの特徴的な要素の一つが「マスク」です。マスクは単なる衣装ではなく、ルチャドールのアイデンティティそのもの。時には「マスカラ・コントラ・マスカラ」という、お互いのマスクを賭けた試合があるほど。(敗者がマスクを脱ぐ。)それほど、マスクを失うことは選手にとって重大な意味を持つのです。
ルチャ・リブレの最大の魅力は、そのスピーディーでアクロバティックな戦いです。日本やアメリカのプロレスに比べ、飛び技やロープを活用したムーブが多く、観客を飽きさせません。また、ルールの違いもユニークで、通常3本勝負(2本先取で勝利)という形式をとっています。
さらに、ルチャ・リブレは単なるスポーツではなく、ドラマ性が非常に強いことも特徴です。ヒーロー(テクニコ)と悪役(ルード)が戦うストーリーが展開され、試合ごとに観客を熱狂させます。試合会場では観客が熱心に声援を送り、まるでお祭りのような雰囲気。メキシコ人と一緒に大声を出せば、試合が終わるころにはすっきりした気分になること間違いなしです!
スペイン語が分からないと楽しめないんじゃないか?と不安になっている方がいらっしゃるのではないでしょうか。そんな心配は要りません!ストーリーが分かりやすいので、小さなお子様やルールが分からない方でも楽しめちゃうのです!
メキシコのルチャ・リブレと日本のプロレスは長年にわたり交流を続けてきました。特に新日本プロレスとの関係は深く、多くのルチャドールが日本に渡り、新日本プロレスのリングで活躍しています。もちろんその逆パターンも!
例えば、獣神サンダー・ライガーやウルティモ・ドラゴンといった日本のレスラーはルチャ・リブレのスタイルを取り入れ、日本のプロレスに新たな風を吹き込みました。また、CMLL(メキシコの主要団体)と新日本プロレスはパートナーシップを結び、レスラーの交換や合同興行を行っています。これにより、日本のプロレスファンもルチャ・リブレに親しむ機会が増えました。
いかがでしたでしょうか?
ルチャ・リブレは単なるプロレスではなく、メキシコの文化そのものです。その歴史、ドラマ性、アクロバティックな技の数々は、初めて観る人でも圧倒されることでしょう。メキシコを訪れた際は、ぜひ本場のルチャ・リブレを体験してみてください。ガイド付きなら、会場周辺の治安面も安心です。
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